0.44m極超音速衝撃風洞
衝撃波管の原理を応用した衝撃風洞です。ノズル出口経0.44mのノズルを設けて真空タンク内に極超音速気流を作り出します。この風洞は研究を主体にした極超音速風洞です。空力加熱計測、空気力計測、圧力分布計測、供試体周りの流れの可視化が可能です。最近ではPSP/TSP(感圧/感温塗料)を用いた計測も行われています。衝撃風洞としては30~50msと長い気流持続時間を誇ります。間膜の代わりにメカニカルな急速開閉弁を用いて流れの開閉を行うことで約15分に1回の試験を行うことができ、安価で効率良い極超音速試験を行えることが特長です。
形式 | 長持続時間モード(無隔膜駆動) 高エンタルピーモード(二段階圧縮) |
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測定部 | 自由噴流式 |
マッハ数 | 10、12(ノズル交換により) |
ノズル出口経 | 0.44m |
澱み点圧力 | 0.5~4MPa |
澱み点温度 | ~1,400K(長持続時間運転モード) ~5MJ/kg(高エンタルピー運転モード) |
気流持続時間 | 30~50msec(長持続時間運転モード) 1~5msec(高エンタルピー運転モード) |
模型支持装置 | ターン・テーブル型模型支持装置(方位姿勢変化) デュアルホイール型模型支持装置(ピッチ姿勢変化) |
完成年度 | 1994年度 |