宇宙航空研究開発機構

今日はお天気が今ひとつ。調布の空は曇りだけれど大島は雨。ハンガーアウトの限界時間まで待ったのですが大島の天候回復が見込めず、おまけに週末までお天気が悪いということで、飛行試験は来週月曜日以降に順延となりました。

雨のために飛べなかったのは、2003年にフィールド試験が始まって以来、初めてのことです。

伊豆大島フィールド試験1回目のフライトです。

飛行後はデータの確認です。格納庫の2階が控え室。


お天気はくもりですが、現地からの報告では低いところに雲はないようで試験には差し障りない様子。離陸後のレーダも順調との報告を受けて、地上組は安心してMuPAL-εの帰りを待ちました。

空港を離陸後、3mileのところから「レーダ順調」の報告が入りました。

伊豆大島の試験では、MuPAL-εは調布飛行場から離陸して現地上空で試験を実施し、着陸せずに調布に戻ります。現地で地上班がいないため、試験の様子を地上から撮影した映像はこれまでありませんでした。今回の試験は、BBMの最終確認ということで、その様子を記録するために撮影班が現地に送り込まれました。ここで、BBM(ブレッド・ボード・モデル)とは、新しい技術を使ったシステムを開発する際に、その技術の確立を目的として製作される試作機のことです。BBMで基本的な技術を確立した後、EM(エンジニアリング・モデル)と呼ばれる、より実際に宇宙で使われるシステムに近い仕様の試作機の開発に移行する予定です。

熊本から送ったコンテナも無事到着し、今日は伊豆大島でのフィールド試験に向けて準備をしました。


久しぶりの調布格納庫です。

本日、熊本でのフィールド試験をすべて終え、MuPAL-εと熊本が大好きになった実験班のメンバー全員がこの地を離れました。

電源車に給油中(空港施設のガソリンスタンドにて)。



午後にはこの機材一式も調布へ向けて輸送されます。

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