空旅のユニバーサルデザインに関する研究開発

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2025年2月7日

車椅子利用者を窓側席まで移乗させる介助動作手順の提案

JAXAは日本福祉大学および滋賀医科大学と連携し、スライディングボードを用いた機内窓側席までの移乗介助方法を検討し、機内のモックアップで実施可能であることを確認しました。提案する介助方法をここに示します。これは、62のソリューションのうち7番を具体化したものになります。

航空機内で車いす利用者を2人介助により窓側席へ移乗する方法の提案(PDF)


ソリューション7番: 窓側席まで移動しやすい介助動作

ソリューション7番: 窓側席まで移動しやすい介助動作


取り組みの背景

旅客機の機内は狭く十分な介助スペースがないために、介助者は移乗介助が必要な身体障害者を窓側席まで移動させるのは難しく、また通路側席への移乗介助であっても、大きな身体負担がかかります。

本提案によって、狭い機内においても、少ない身体負担で被介助者を窓側席まで移乗介助することが可能となります。これにより、移乗介助が必要な身体障害者であっても、気兼ねなく窓側席でのフライトを楽しめるようになります。

2025年2月7日更新