宇宙航空研究開発機構

2006年も終わりに近付いています。
MuPAL-αは連日、ハンガーでのエミュレーションが行なわれていますが、α、ε、クイーンエアの3機とも今年のフライトはもうありません。

11月14日に調布へ戻って以来、クイーンエアは大気観測のフライトを4回にわたり実施していました。そのクイーンエアが今日、再び仙台を目指して出発していきました。


ハンガーでは連日、MuPAL-αを使ったエミュレーションが行なわれています。
具体的に何をしているのかというと、オートパイロットを開発中なのです。

午前中に予定していたシミュレーションの時間の調整のため、航空機運航セクションに顔を出したら、午後に予定されているMuPAL-εによる飛行実験の機長から、今日は乗らないの?と聞かれた。

調布13:50-調布15:20 (1+30)

10月29日の大樹町での実験に引き続き、航空プログラムグループが総務省からの受託研究として行っている「疑似準天頂衛星飛行実験」の総仕上げとして、JAXAの筑波宇宙センター上空にMuPAL-εを飛ばして実験を行いました。筑波宇宙センターには人工衛星等の試験をするための大きな建物が数多く建っていて、都市部でビルが立ち並ぶ様子と似た状況になっています。こうした建物の間で上空のヘリコプタから送信された測位信号を受信して、建物による電波の反射に対して、新しい形式の信号でマルチパス(多重伝搬)誤差が低減できることを示すのが、今回の実験の目的です。

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