航空機用MW級電動ハイブリッド推進システムの技術実証(MEGAWATT)

demonstration of Massive Electric Generation for Aircraft and Wake Adaptive Thruster Technologies

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2026年6月4日

WATファンナセル搭載電動ハイブリッド航空機の風洞試験を実施

2026年3月、JAXA 2m×2m遷音速風洞 (TWT1)において、胴体尾部にWATファンナセル(以下、ナセル)を搭載した電動ハイブリッド航空機の風洞試験を実施しました。
風洞試験では、ナセル内の総圧分布や胴体尾部の表面静圧分布などを取得しました。風洞試験データはCFD検証のために使われ、電動ハイブリッド航空機の燃費削減効果実証のために役立てられる予定です。

今回の風洞試験では、より信頼性の高い、流れの干渉が無いデータを取得するために、ナセル直径を大きくし、ナセルを風洞の模型支持装置などの障害物から遠ざける必要がありました。 このような背景や風洞の制約をふまえ、主翼を約半分の長さとし、主翼両端で模型を支持する方式をJAXAで初めて採用しました。


風洞試験模型

風洞試験模型

  • 総圧レイク

    総圧レイク

  • 5孔プローブ

    5孔プローブ

ナセル内の総圧分布は、プラグと呼ばれるナセル出口を塞ぐ部品を用いて流量を変化させながら、19本からなる総圧レイクをモーターにより回転させて、空間分解能の高いデータを取得しました。また、5孔プローブを用いて、ナセル内に流入する気流角度を調べました。

  • ナセル交換作業の様子

    ナセル交換作業の様子

  • 全体写真

    試験関係者

今後は、電動ハイブリッド航空機にナセルを搭載したときの空気抵抗などの変化を確認するために、全機6分力の風洞試験を実施する予定です。