宇宙航空研究開発機構

今日は実験最終日。朝から快晴です。
陽射しは明るいとはいえ、上着がないとつらいほど寒くなってきました。
実験内容は、昨日に続いてHMD(Head Mounted Display)の評価です。
今日の評価パイロットにもHMDを着けてもらい、HMDに映し出される表示を見ながらホバリングをしてもらいました。


今日は朝からフライトでした。
まず午前中は、昨日午後のパイロットと交代したもうひとりのパイロットにホバリングをしてもらい、ディスプレイの評価をしてもらいました。

昨日の大樹町は雨。

でしたが、今日は

晴れました。

D-NETが終了し(10/11実験用航空機レポート参照)、今期の大樹町実験第3弾として、今日からはホバリングディスプレイの評価実験が始まります。このホバリングディスプレイの実験は、今年2006年1月にも茨城県龍ヶ崎飛行場で行っており、今回はその続きです。

大樹町での5種類の飛行試験(9月22日実験用航空機レポート参照)の2番目は、災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)の飛行デモです。
大規模災害が発生した場合の救援活動には、ヘリコプタが重要な役割を果たします。特に大地震の発生直後は道路が寸断され、地上の交通手段が使えないため、ヘリコプタは被災情報の収集、食料品・医薬品等の支援物資の輸送、傷病者や医師の搬送、住民の避難等、様々な目的に活用されます。また、消防・防災、自衛隊、警察、海上保安庁などの多機関、多数のヘリコプタが救援活動を行います。2004年10月に発生した新潟中越地震では、70機を越えるヘリコプタが現地で飛行しました。

上も雲、下も雲。雲に囲まれています。今日は幸いにして雨はやみました。ディリンガムへの移動は今日が最後のチャンスです。しかし、残念ながら目的地までの経路の天候がおもわしくありません。最初はアンカレッジ南西にあるレイク・クラーク・パス(ディスプレイ評価フライトの実験場所ともなった、あの渓谷です)を経由してディリンガムへ移動しようと計画していたのですが、ライブカメラでチェックしてみると、谷底まで雲で覆われていて通ることは出来そうにありません。一方、アンカレッジの北西方面はどうも天気が安定しているようなので、こちらから行ってみることになりました。

カレンダー

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ