風洞試験設備の運営効率化・利用拡大事業への移行取り止めについて

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2023年6月1日更新
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
航空技術部門事業推進部/設備技術研究ユニット

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」という)においては、JAXAが保有・維持する風洞試験設備について、我が国の航空科学技術に貢献すべく引き続きこれを効率的かつ確実に維持するとともに、より柔軟に利用機会を提供し社会還元していくため、PPP(Public-Private-Partnership:官民連携)的手法による風洞試験設備の運営効率化・利用拡大事業(以下、「風洞PPP」という)の検討を2021年度より本格的に開始し、2021年12月から情報提供要請(RFI:Request for Information)を行うとともに、RFIで情報をご提供いただいた企業との対話を通じて、新たな事業を行うにあたっての前提条件や提供可能なサービス内容などについて情報収集を進めてまいりました。

その過程で得た情報等を考察した結果、現時点では風洞PPPへの移行は困難との判断に至ったため取り止めることといたします。

つきましては、今般検討してきた風洞PPPへの移行は行わず、第5期中長期計画期間に向けて、これまでの風洞試験設備の維持・運営業務の在り方を見直すこととします。

このたびは、RFI等において各種情報・ご意見を提供いただいた関係の皆さまには感謝申し上げますとともに、本結果に関し、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

以上