Collaboration
産学連携・国際協力

JAXAは、産学官の連携を強化して、JAXAの研究成果を実際の航空機産業に的確かつ素早く活かせるようにすることで、日本の航空産業の発展に貢献していきます。

一般に自動車の部品数万点に対して航空機の部品点数は100万点を超えると言われますが、現在の日本の航空産業生産高は113億ドル(2011年)でGDPの0.3%以下にとどまっています。しかし今後20年間で世界の航空輸送量は約2.6倍、約3万機の旅客機が製造されると予測されている成長産業です。この需要を取り込むことができれば、航空産業は日本経済の成長の一翼を担う重要な産業となり得ます。
JAXAは、産学官の連携を強化して日本の航空産業の発展に貢献していくとともに、将来の航空産業発展のため、次世代の航空産業を担う人材の育成にも力を入れていきます。

航空産業界との連携

「“10年後に必要な機体性能の全体像”を見据えた研究開発」、「出口指向の研究開発」を念頭に、産業連携を意識して研究開発に取り組み、成長産業である世界の航空産業において日本の航空産業がシェアを拡大するために貢献していきます。

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大学との連携

JAXA及び大学の双方が研究を推進するには、相互が連携して補完・補強していくことが不可欠です。日本の航空科学技術及び航空産業の発展のために、共同研究等の形態により大学との連携を深めていきます。

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行政との連携

JAXAは研究成果の活用促進のため、航空行政を管轄する国土交通省に対し国産旅客機の型式証明に関わる技術基準の策定・認証などの技術協力を行うほか、自治体と連携協力協定を締結して地域の航空産業を支援する取り組みも行っています。

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海外との連携

JAXAは戦略的な国際協力を推進してその技術を磨き、研究成果を産業界や大学などへ還元することを目指しています。米国やドイツ、フランス等の公的航空研究機関に加え、海外メーカーや大学との相互利益に基づいた連携協力や共同研究、国際機関への協力なども行っています。

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航空技術人材育成

航空科学技術に係る研究開発の中核組織として、航空技術者を目指す若者等へ魅力的で実践的な教育機会を提供するため、これまでの研究成果を活用し、最先端の技術・設備に接する機会やJAXAが持つ国際的ネットワークに接する機会を提供すべく、人材育成に力を入れていきます。

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試験設備等の供用

JAXAでは施設設備等の供用制度を設け、民間企業では整備しにくい大型の試験設備等を利用いただくことで、わが国の産業の競争力強化に貢献していきたいと考えており、広くJAXA外の方にも有償でご利用いただいています。

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知的財産の利用

JAXAでは、これまで蓄積してきた宇宙航空分野の技術を他のさまざまな産業分野でも広く活用していただき、国民生活の向上や、安全で安心して暮らせる社会の形成、人類社会の発展、産業の振興に寄与することを目指して、知的財産利用プログラムを実施しています。

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コンソーシアムの活動

産学官連携のもとで航空技術と異業種・異分野が糾合するオープンイノベーションの手法により、新たな技術の実現と新規産業の創出に向けた活動を行っています。

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JAXAとの産業連携、技術支援、試験設備共用等における事例やそれらに関するお問い合わせは、新事業促進部WEBサイトをご参照ください。