Facilities
試験設備

研究開発した航空宇宙技術を実用的な技術にするためには、実験による実証が不可欠です。そのために航空技術部門はさまざまな大型試験設備を有しています。

航空技術部門は日本有数の大型試験設備を保有していますが、民間企業や大学では整備しにくい大型の試験設備等もあり、わが国の産業の競争力強化のため、一部の設備は広くJAXA外の方にもご利用いただいています。

風洞設備

Wind tunnel facilities

航空機や宇宙機が空気中で飛行する際の空気力学的な性質(空力特性)やその周りの空気の流れの現象を調べるため、実際の機体を模擬した模型を設置し、そこに人工的に空気を流して、空を飛ぶ航空機や宇宙機の周りの流れを模擬することにより、空気力や圧力分布を計測したり、機体周りの流れの様子などを調べるための試験設備です。

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航空エンジン試験設備

Aeroengine test facilities

航空機用ジェットエンジンを構成するモジュール(ファン、圧縮機、燃焼器等)の地上試験をさまざまな条件で行うことができる試験設備です。

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飛行試験設備

Flight test facilities

飛行試験設備には、実験用航空機、飛行シミュレータ、飛行実験場施設があります。地上において飛行シミュレータにより十分に事前検討・確認した後に、実験用航空機を用いて最終確認としての飛行実証を実施することにより、開発した新技術の実用性を確認することができます。

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構造・複合材料評価試験設備

Composite materials evaluation test facilities

構造材料に衝撃を加えるなどの過酷な条件を加えて強度や弾性等性能を評価する試験設備や、複合材料の研究開発や実証において破壊メカニズム解明や材料の実用化に対する評価を行うための試験設備を備えています。

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数値解析設備

Supercomputing facility

スーパーコンピューターを使用したCFDを始めとした数値シミュレーションや設計を行うためのさまざまな環境を用意しています。

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