宇宙航空研究開発機構

17日(日)、MuPAL-ε が仙台入りしました。18、19日の2日間、仙台空港で空港周辺の気象観測フライトを行ないます。
この観測フライトは、昨年8月にも行ないました(2006年8月22日実験用航空機レポート参照)。

快晴の仙台空港。空港には新しく鉄道が開通していました(右写真左上が駅)。

10人中7人に「晴れないよ、雨だよ、フライトはきっと無理だよ」と言われていた今日、晴れもせず、かといって雨が降ることもなく、どんよりとした曇り空になりました。雨が降るところまでいかずフライトできたのは、鎌倉大仏のご利益だったのでしょう(※本文後半参照)。

今日のミッションも昨日と同じ、Micro-GAIAと、そのデータを使った表示システムの機能確認です。


ところで、調布飛行場の一角に、昨日から気になっているモノがありました。それは、

作業を終えたMuPAL-ε は三陸町吉浜から仙台経由で調布飛行場まで飛行しました。
調布には14:10に到着。
予定では、6/4に調布へ戻ることになっていましたが、三陸での実験スケジュールが1日延び、MuPAL-ε もそれにあわせて1日遅れの帰還となりました。


いよいよ大気球の放球です。
今回の大気球は、成層圏(高度約35km)の大気を採取して、今後のさまざまな研究に役立てるという目的があるのだそうです。

JAXA宇宙科学研究本部が、岩手県大船渡市三陸町で実施する大気球の放球に伴い、総合技術研究本部のMuPAL-εは実験が完了して上空で切り離された気球と観測器の落下位置を確認し、捜索船、回収船及び大気球観測所本部へ状況を伝える作業を行いました。

大気球観測所に着陸のための最終進入。
正面に見えるのが大気球観測所で、現地の研究者が総出で迎えてくれました。


5/29にMuPAL-εは調布を出発し、仙台経由で場外離着陸場である三陸町吉浜の大気球観測所へ到着しました。

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