極低温燃料供給系技術

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燃料電池自動車の普及にあわせて、液化水素を貯蔵する水素ステーションの整備など、水素社会の実現に向けた取り組みが加速しています。また、航空機のCO2排出低減に向けて、水素エネルギの航空機への適用が期待されています。

JAXAではこれまで極超音速用ターボジェットエンジンや液体燃料ロケットの研究開発において極低温燃料に関する試験技術、保安管理技術、極低温混相流の計測・制御技術を蓄積してきました。現在は、液化水素タンク内に設ける電動ポンプから送液する極低温電動ポンプ技術の研究、液化水素を用いて燃料電池で発電する水素燃料電池技術の研究を進めています。

極低温電動ポンプ試験装置
極低温(液化水素)タンク内に設けた電動ポンプから送液する技術を開発しています。

燃料電池試験装置
低温の水素ガスを燃料電池(PEFC)へ供給し、安定した発電を行う技術を開発しています。



2020年3月31日更新