放射線モニタリング無人機システム(UARMS)

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2014年3月20日

放射線モニタリング無人機システム、福島で飛行試験

日本原子力研究開発機構(JAEA)と共同研究している放射線モニタリング無人機システム(UARMS)の飛行試験を、1月24日に福島県浪江町で行いました。これまで北海道のJAXA大樹航空宇宙実験場や鹿部飛行場で飛行試験を重ね、飛行性能、モニタリング性能を確認してきました。今回、福島第一原子力発電所周辺で安全に飛行試験を行うことができる状況になったため、避難指示解除準備区域の浪江町で機体システムの評価試験を行いました。
今回はJAXAが開発した試作段階のベース機に、JAEAが開発した無人機用放射線検出器を搭載し、高度約150mを飛行し、約1km2の範囲で試験飛行を行いました。今回の飛行評価で得られたデータ・知見を開発中の機能向上機に反映し、より実用的な放射線モニタリング無人機システムの実現を目指します。