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宇宙航空研究開発機構

推進技術

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2016年12月14日
防衛装備庁F7-10エンジンの導入について

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」)は、「F7-10エンジン(以下、「F7エンジン」)」について、防衛装備庁と株式会社IHI(以下、「IHI」)との間でJAXAへの販売に向けた民間転用契約が締結されたことを受け、F7エンジンの導入に向けた準備を開始します。...[続く]

航空機用エンジンには低燃費(低CO2)と環境適合性(低NOxや低騒音)が世界的に強く求められており、これらを実現する先進技術を開発し、我が国の航空機産業の優位性を早期に確立することは国際競争力を強化するための最重要課題です。更に、将来の新しい航空輸送インフラ開拓を目指し、脱化石燃料化、高速利便性と環境適合性の両立等を実現する先端技術を開発・実証します。

航空エンジン技術高度化

小型高出力コアエンジンのための先進燃焼技術

NOx排出量削減のために効果的な希薄予混合燃焼方式の安定な燃焼の実現に必要不可欠な要素となる、先進燃焼技術、燃焼安定化技術、燃焼計測技術という3つの基盤技術の観点から相補的にアプローチすることによってこのような問題を解決し、次世代ジェットエンジンの基盤技術として利用されることを目指します。

燃焼安定化技術

ガスタービンエンジン低エミッション燃焼器開発の主要技術課題である燃焼振動を抑制する技術を開発中です。例えば燃料噴射の制御によって火炎構造を意図的に不均一に変形させ、擾乱(じょうらん)に対する発熱の応答性をぼやかすことで、燃焼振動の駆動源を弱体化させる技術の開発を行っています。

燃焼多様化による環境負荷低減技術

バイオ燃料など代替燃料による環境への影響について評価し、その課題を抽出することで、世界的な代替燃料の検討に貢献していきます。

航空用実形状燃焼器の設計支援CFD技術

航空用燃焼器開発に用いるための、実形状燃焼器内部での液体燃料粒子の分散・蒸発・混合・燃焼を予測するための設計ツールの作成を目指します。

エンジン先進耐熱材料・多機能構造技術

航空エンジンの高温部分(高圧タービン等)に耐えうる先進耐熱材料や、形状記憶合金や積層造形材等によるエンジン多機能化の実現を目指します。

水素利用型高速推進システム

極低温燃料供給系技術

極低温推進剤試験設備および試験技術を活用し、一般社会へ実装可能な水準の極低温燃料供給系技術を確立することを目指します。

推進系要素技術

ジェットエンジン及びロケットエンジン燃焼安定化のための高速OH-PLIF計測

10,000コマ/秒の高速OH-PLIF計測を実施し、時系列的な火炎断層写真を取得し、燃焼振動が発生する燃焼器内のどこに問題の所在があるのかを明らかにするとともに、燃焼安定化の指針を示す燃焼診断技術を開発しています。

高圧力比エンジン用低NOx燃料ノズルを用いた航空エンジン用燃焼器

これまで研究してきた低NOx燃料ノズルを用いた燃焼器を実用レベルまで高め、アニュラ形態で燃焼器の実証を行います。

リフトファン式VTOL制御方式の成立性実証

地方都市間を結ぶ航空路線に適した、安価で信頼性の高いVTOL旅客機の形態の1つと考えられる「ダクテッドファン」を用いたVTOL機の成立性を実証します。

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