小型無人機の自動飛行・ミッション性能向上技術の研究開発

放射線モニタリング無人機システム(UARMS)

無人航空機(UAS)は農薬散布や空撮などの分野で既に実用化されていますが、今後は災害監視などの公的利用や、インフラ点検、物資輸送などの新たな産業利用が期待される成長分野です。JAXAは、小型無人航空機(小型無人機)の運航安全及び任務能力向上のための基礎・基盤技術の研究開発によってその利用拡大を支え、安全で豊かな社会の実現に貢献します。
また航空機運航の需要拡大に対応する効率性及び環境適合性向上に重点化した運航技術の研究開発を行い、経済・社会の発展に貢献します。

無人航空機技術の研究開発 ~「空の産業革命」の実現を目指して~(5分36秒)

無人機運航技術(ドローン運航管理システムの研究開発)

小型無人機の視程外・有人地帯における運用を実現するため、運航管理技術、安全性評価/向上技術等の研究開発を行います。

小型無人機飛行安全・任務拡大技術

小型無人機の任務能力を拡大するため、離着陸時の運用性と飛行範囲とを両立する小型VTOL無人機技術と、悪天候下でも安全に飛行できるモーフィング翼技術の研究開発を行います。

複数MAV協調運用による複雑任務対応能力の研究

屋内空間で複数の小型飛行ロボット(Micro Aerial Vehicle)が協調的に電動ファンと簡単な制御系統を組み合わせたMAVの屋内でのミッションを想定し、複雑な任務を遂行するためのアルゴリズムの開発など基礎技術の開発と飛行実証を行います。

放射線モニタリング無人機システム(UARMS)

長時間滞空能力を持つ小型無人航空機に、日本原子力研究開発機構がこれまで無人ヘリコプターに搭載してきた放射線検出器やリアルタイム・モニタリング機能を改良したものを搭載し、放射線モニタリングに適した小型無人航空機システムを開発します。


2019年4月16日更新